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花粉症の知識

花粉症には地域差がある。

都道府県別のスギ花粉の発生率

基本的なことですが、花粉症は花粉が飛散していない地域では起こりません。北海道や沖縄ではスギ花粉は飛散しないとされており、その有症率もきわめて少なくなります。(下図参照)

全国のスギ花粉症の有症率 (2003 科学評論社『アレルギー科』より)

県名
県名
県名
1
山梨
26.9
17
愛知
17.5
33
鳥取
11.4
2
長野
25.9
18
和歌山
17.4
34
岡山
11.4
3
高知
25.7
19
京都
16.7
35
新潟
11.3
4
静岡
25.6
20
広島
16.6
36
愛媛
11.3
5
三重
24.8
21
山口
16.5
37
兵庫
11.2
6
埼玉
24.6
22
奈良
14.3
38
福岡
11.2
7
山形
23.1
23
大阪
14.3
39
熊本
10.3
8
栃木
22.0
24
大分
14.2
40
岩手
9.4
9
宮城
21.3
25
島根
14.1
41
石川
8.5
10
岐阜
21.0
26
香川
13.9
42
富山
8.4
11
茨城
20.4
27
福島
13.8
43
秋田
8.2
12
東京
20.4
28
徳島
13.8
44
長崎
8.0
13
千葉
20.1
29
福井
13.4
45
鹿児島
4.7
14
群馬
19.2
30
滋賀
12.5
46
北海道
2.9
15
佐賀
18.9
31
青森
11.9
47
沖縄
0.6
16
神奈川
18.1
32
宮崎
11.6

花粉症の飛散量の多い地域と少ない地域とでは、人々の鼻や目に入る花粉の量にちがいがあります。したがって、とうぜんのことながら、体内での花粉抗原に対する抗体のできかたにも違いがでてきます。

スギの木の多い関東地方では、スギ花粉に対する抗体陽性者が少なくとも人口の2割はいるとみられています。

 

関東は花粉症になりやすい条件がいっぱい!

関東地方にスギ花粉の患者数が多いのは、スギ植栽地の地形とも関係します。関東平野は、北に埼玉、西に奥多摩、丹沢、東に茨城・千葉、南に房総半島などのスギの植栽地があるので、東京、埼玉、横浜、千葉などの年は、いずれもまわりを杉の林に囲まれてしまいます。

したがって、どの方向から風が吹くにしても、四方八方から花粉が飛んでくることになります。一方、開けた海に面した海岸沿いの都市の花粉の飛散量は半分の量であるので、当然、スギ抗原への影響も半分になります。

このように、地形も花粉症の症状に影響を及ぼす要素になります。

 

植物ごとのエリア情報

植物
多いエリア
少ないエリア
スギ
関東、近畿、東海
北海道、沖縄
イネ科(オオアワガエリ、カモガヤ、ナガハグサ)
東北、北海道
九州
ヨモギ
北海道、東北、中部
九州
ブタクサ
中国、四国、九州、関東
東北、中部

花粉が多い地域、少ない地域を植物ごとにまとめてみました。地域ごとに花粉症の植物の種類が違うことがわかります。

 

花粉症はなぜ増えたのか>>

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