花粉症と大気汚染
花粉の多い農村より、都会のほうが花粉症患者が多い。
スギなどの花粉の多い農村部や山村より、大都会のほうがはるかに花粉症で悩む人の割合が多いことから、以前から大気汚染などによる環境悪化が花粉症に悪い影響を及ぼしているといわれていました。
アスファルトの道路が花粉症増加の原因
大気汚染地域では、大気汚染の少ない農村部より花粉症に悩んでいる人が多いことが報告されています。
花粉症の主な原因が花粉なら、花粉の少ない都会のほうが花粉症に悩む人が少ないはずですが、やはり、都会に住む人はいろいろな原因で、体質が悪い方へ傾いているのかもしれません。その一つが、大気汚染といえるでしょう。
もともと、都会の道路は、ほぼ完全にアスファルトで塗装されているため、土の部分がなく、一度落下した花粉が再び舞い上がり、空気中の滞留時間が長くなると考えられています。
さらに、大気汚染が体の鼓膜を弱くするため、鼻や目などの鼓膜に花粉が付きやすくなり、アレルギー反応を起こしやすくなるのでしょう。
大気汚染は花粉症を悪化させる
国立環境研究所では、ディーゼルの排気ガスを長く吸ったモルモット1に花粉エキスを与えると、鼻水などがより多く出ることを報告しています。
人間に対しても、直径2ミクロン以下の微粒子が、鼻とか肺の奥まで入り込み、ぜんそくなどの呼吸器疾患や花粉症などのアレルギー疾患を引き起こすのではないかといわれています。これも一つの体質の変化といえるでしょう。
このように花粉症に自動車の排気ガスや工場の有毒ガスなどの大気汚染が深く関わっていることは間違いないといえます。
花粉症は現代病といわれています。それは単にこの症状にかかる現代人が増えたことばかりではなく、「街並みや環境が現代化した弊害」。そういったことも意味しているのかもしれません。
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